オリジナルはっぴ

チラリと覗く裏地が粋を演出! はっぴの裏地とは?

チラリと覗く裏地が粋を演出! はっぴの裏地とは?

祭りに華を添える祭り装束は粋に着こなしたいものです。雪駄の履き方や腹掛の着方、帯の締め方や小物のあしらい方など粋な雰囲気を演出する方法は数多く存在しましますが、意外と知られていないのがはっぴの裏地です。日本の伝統では表地よりも裏地に凝るのがお洒落で粋だと考えられているので、祭り装束のはっぴの裏地に凝ると玄人っぽさがグンと上がりますよ。
そこで今回は、はっぴの裏地について詳しく掘り下げていきます!

はっぴの裏地とは? 裏地に凝るのが粋な理由とは?

粋な祭り装束として捉えられているはっぴは綿製で、家紋や町会のトレードマークを染め抜いて作られています。
江戸時代に生まれたと考えられているはっぴですが、当時は確固たる階級社会が存在した時代で、階級によって着衣の制限まで行われていました。庶民は華やかな色を身につけることが許されない時代であったと言われています。

しかし、どんな時代でも人はお洒落をしたいと願うもので、幕府から指定された藍色などの地味な色でも色の濃淡などのバリエーションを付けることでお洒落を追及するなど、日本人の色彩感覚が研ぎ澄まされた時代であったともいえます。

そんな中で裏地に凝るという密やかなお洒落を楽しむ文化も発生しました。表地は幕府指定の地味な色合いを使用しながらも、華やかな色や柄の裏地を身につけることでチラリと裏地が覗く瞬間に自分の個性をアピールするのが、粋な振る舞いとして広まっていったのです。

はっぴの裏地に凝る理由とは?

祭り装束であるはっぴを身につけるのは、祭事が執り行われる「ハレの日」です。通常を「ケの日」として過ごしている訳ですから、祭りには最高のお洒落をして参加したいものです。しかし、派手なアクセサリーなどを身に着けて着飾るのは、祭りの中では野暮な行為だと考えられます。

例えば町会のユニフォームである仲間と揃いのはっぴを身に着けても、着こなしや帯締めで個性を発揮するのが粋な行為ですから、はっぴの裏地に凝るお洒落は玄人だけが楽しめる非常に粋な行為だと言えるでしょう。

表地を目立たせるよりも他人に見えない裏地に凝り、何かのしぐさで裏地がチラリと覗く瞬間を楽しむ密かな大人のお洒落は、江戸の庶民の文化を受け継ぐ日本の美意識の集大成とも言えます。

チラリと覗く裏地が粋を演出! はっぴの裏地とは?

はっぴの裏地に凝ることを楽しみ始めると、周囲の人の裏地も気になってしまいますね。はっぴの裏地に凝ると祭りの楽しみ方の幅が広がって新しい世界が見えるようになりますよ。
オリジナルのはっぴを作る際には、ぜひ裏地にもこだわってみてくださいね。

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